久訳

言訳劇場第4回 〜それでも世界は廻ってる!! 編〜























■話せば長くなる、けど聞いてほしい
文章にするのは難しい、けどやってみる






そう、アレは忘れもしない、5月のいつかの話だ


私はその時、家路に着く途中だったと思う
あの日は授業やら実験やら何やらでとても疲れていた記憶がある


早く帰って休もうと思った瞬間だった
目の前で閃光が瞬きあたり一面眩い光に覆われた
そこで一度私の意識は途絶えてしまった





気がついた時は脳が全く機能しなかった、脳だけでなく私の中枢神経から五感まで全く役に立たなかった



何が何だかわからなかった


周りを見渡しても私の記憶のアーカイブには目の前の景色は存在しなかった


いや、あるにはある、それは映像や空想の中でしか見たことがなかった


やたら無機質でありながら独創的なフォルムの壁、床、天井、全て銀のような灰のような色調
私が気絶している間寝ていたと思われるだろう台は楕円形で私の身体が余裕で寝れるほどの大きさ
何より堅そうな外見に反してとても柔らかい質感になっていた


私が夢か現か判断付かないうちに静かな電子音が鳴った
そちらの方を向くと壁のところに扉のような窪みがあった


次の瞬間、窪みが横滑りに開きそこから複数の謎の生物が現れた


身長は私の胸元くらいでだった
眼はあったが、血を彷彿させるほど赤く、驚くことに両眼とも内側に向かって横にまばたきをしていた
鼻はなく鼻孔と思われる穴が顔の中心に一つ開いてるだけだった
口はあるが唇のような出っ張りはなかった
頭にはヘルメットのような頭全体を包み込むモノを被っていて頭頂部がどうなっているかわからない
衣服のようなものを着ていたが首元から足首まであるコート状のものだった
そして何より肌と思いしき顔や身体表面は全て真っ白だった


その謎の生命体は私が寝ていた部屋に入ってきて私に向って口から鈴の音のような音が出てくる
彼らは私とコミニケーションを試みたようだが残念なことにバイリンガルでもない私に未知の言語は理解できなかった


訳が分からず私は目の前の謎の生命体に向かってここは何処かとか貴方達は何者かと尋ねた
だがやはり向こうも言葉が通じてるのかわからないが満足のいく答えは貰えなかった


部屋の外に連れ出され廊下やいくつかの室内を通り一つの大部屋に着いた
そこには見たことのないコンソールや椅子のように座ってるオブジェや机があった
その部屋には同じ謎の生命体が10人程いた


彼らは私わ中心に様々なことを鈴の音で言い合って話し合っていた


私はこの状況がとてつもなくまずい状況であるとようやく気づきなんとか必死に元の場所に返してもらうよう説得した


その日はそれだけで終わりまた私は同じ部屋に戻され、以後私はそこで寝食することになった


出された食べ物はゲル状のもで吸って飲み込むだけだった、味はしなかったけどなぜか満腹感はあった




毎日毎回私は大部屋で謎の生命体達と話し合いとも言えなくもない一方的な説得が続いた
彼らも私にまったく危害を加えなくただただ私を取り囲んで彼らだけで話し合ってるだけだった






何日経ったかはわからない、そこに連れてこられてから日の光を見てないからだ
しかしそこに来てから何日かたって異変が出た


異変なんて言葉も当てはまらないくらいのものだった
その日目が覚めた瞬間私は学校近くの通学路に立っていた


まるで長い夢でも見ていたような感じだった
結局あの出来事は謎のままに終わり、謎の生命体の正体も分からず仕舞いになった




やっぱり全部夢だったと納得し当初の目的の帰宅することにした



学校出るときは夕日で、今なぜかあたり一面が真っ暗だったけど気にしないことにした



ポケットにケータイが入ってることに気づき時刻を確認してみるとそこには6月24日と出ていた


違和感を覚えたが細かいことは気にしない、これからそう生きていこうと決めた







新しい生き方も決めたところで家に帰ろうと思った瞬間だった
突如目の前に黒塗りの車が3台ほど留まった、それも荒っぽい運転で
見呆けていると中から数人のスーツにサングラス姿の男性が出てきた
一人の男が私に近づいてきて片言の日本語で車に乗るように促された
私が渋るのを見ると懐に手を入れ拳銃のをチラつかせた
私は大人しく従い車に乗り込んだ、そして車が発進すると同時に口元を布で覆われそこで意識が途絶えた





次気がついた時は収容所のような牢獄だった
後で聞いた話だとそこはネバタのエリア51にある特別な施設らしい



そこでは何もしなかったしされなかった
毎日寝て起きて、食事の時間になったらちゃんと三食出されるといった感じだった




数週間経ったある日に異変が起こった


施設内が騒がしくなったと思ったら今まで一度も開かなかった扉が開き外から一人の男が入ってきた
東洋人の血が流れてるのか、その人は流暢な日本語でここから私を助け出すと言った
訳が分からなかったが、細かいことは気にしないと決めたのでそのまま付いていくことにした



施設から脱出し彼の手引きのおかげで日本まで帰ってくることができた
ここで別れると言われたので最後に彼の名を訪ねてみたら「ズミヤー」と答えてくれた






あの出来事は一体何だったんか、もう確かめる術はない
しかし私の中では一生忘れられない記憶としてとどまるだろうと思う



























■なんて電波的なこと書けば許してくれるかなって思ったり



ぁ、実際こんな体験したことないから、安心してください
けど経験はしてみたいですよね、未知なる生命体との遭遇
その時僕がとるリアクションってどんなものか考えるとちょっと苦笑いしますね、色んな意味で


まぁ、読んでくれた皆さんお疲れ様でした僕も書いて疲れたし




ここで一応解説というか、この適当に書いた文章の概要を教えますね


わかってると思いますが謎の生命体は宇宙人です
特徴の設定とか適当
背が小さいというのは地球より高重力の星の生命体だからという設定
瞼が横開きなのは高重力で縦開きだと大変じゃないかなって思って、僕の優しさで横にしてみました
瞬膜ですね鳥とか爬虫類にある、人にもありますけど
あと洋服とか着せてあげた、よくある宇宙人のほとんどまっぱなんですよねなぜか
まぁ、ハルヒちゃん読んでて長門を見て思いついただけですけどね


で、6月24日
僕これ書くまでずっとロズウェル事件だと思ってたんですけど、今調べたら全然違いましたね
「UFOの日」ってだけで覚えてたから、実際はケネス・アーノルド事件らしいです


地球の宇宙基地っていったらネバタかなぁって思って
なんでもネバタのエリア51という空軍基地で宇宙船を修理してるとかしてないとか


最後は自分で書いてても謎
「お前、東洋人の血が流れているな」って言われたあの人
ちなみに「ズミヤー」はロシア語です、ロシア語で「змея」




こんな感じですね
実はこの後「ジョン・タイター」的な話も取り入れようかと思いましたが断念
これ以上話をややこしくしても収集つかなくなりそうだったし、何より面倒


ちなみにコンセプトは涼宮ハルヒのアレですから
本編読んだことないけど


外宇宙知的生命体、ジョン・タイター、(超人的な)超能力から







■で、ここから本気で言い訳



実際学校関係でマジで忙しかったんです
まず学校が週6っていうのがありえなかったですね、土曜日は半ドンでしたけど
授業数もハンパじゃないほど多いし、1限から5限まで入ってますし
拍車をかけるように実験がマッハで忙しかったです
そんな中感じたことが高校の時より勉強してるんじゃないかってことですね
大学って遊ぶところじゃなかったっけ?


まぁ、そんなこんなで試験まで全部終わって夏休みに突入したわけです
なので夏休み中はなんとかこまめに更新できたらいいなぁ
後期は若干授業数減るのでちょっとは時間ができるんじゃないかなぁって期待してるんですけどね